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みかんのたね

薬学や研究の話、くだらない話、愚痴などを書きます。

労働配分についての一考察(2)

先回、「みなでゴミを平等に捨てる」という単純な仕事について、研究室内における分配がどうなっているかという問を立ててみた。そこで、2014年9-10月(期間1)と2014年11月-12月(期間2)の2つの期間について、研究室内でのゴミ処理状況をまとめて解析してみることにした。

 

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まずこのグラフは、研究室員(A〜Q)ごとのゴミ処理頻度をまとめたものである。

グラフを見ると、AさんとBさんはとても精力的にゴミ処理をされているように見える。一見して、ゴミ処理という仕事は平等に分担されている訳ではないことがわかる。私がA〜Qのどれであるかはここでは明らかにしない。

 

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さらに上の結果について、ゴミ処理頻度ごとに人数をまとめたのが上のグラフである。このグラフを見ると、ゴミ処理を一生懸命やる一部の人と、ゴミ処理を対してやらない大勢の人が居る、ということが解る。平等にやろうなんて言ったって、どうしたってこうなるのは世の常だといった感はあるが、あまりにひどい。

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蛇足であるが、今回記録をとった17人の中で、上位3人が全ゴミ処理のうちどれだけの割合を行ったかについて示したのが上のグラフである。結局、17人のうち3人が、全体の6割以上の仕事をこなしていることがわかる。繰り返すが、あまりにひどい。

 

でも、こんなことは多分教員にはわからない。大学院生は教員からの評価によって優遇されたり辛い思いをしたりすることも少なくないと思うが、この様な仕事は「目立たない」のでなかなか評価されないのが現状である。

 

まとめ

仕事がどの様に配分されているかを正しく評価することは、たとえ単純な仕事であったとしても大変難しい。より複雑な過程を経る仕事の場合、各構成員のcontrobutionを評価する場合には、もっと難しい。各人の貢献度を正しく評価することによって、貢献度に対して正当な評価と報酬を与える根拠がもたらされるし、それが公正になされることはメンバーのモチベーションを維持する上で極めて重要だ。少々面倒である上に、万能ではないかも知れないが、小さな仕事から皆の貢献度を正しく評価するシステムをつくり、定期的にフィードバックすることが一つの解決策となり得ると思う。その時に、「何を評価の対象とするか」がチームの方向性づくりの第一歩となるように思える。今は何でも簡単にデータを貯めることができる時代なので、ちょっとした工夫で仕事の分配について考える具体的な根拠が得られるはずである。

 

注1)研究室のゴミ捨てに人間社会の闇を垣間みたような気がしたので、少々時間をとって考察してみました。ご意見などお待ちしております。

注2)ゴミ捨て頻度と実験量の間に相関がある様な気もするが、その辺はかなりシビアな話になるので割愛しました

注3)実験量とデータの量にも相関が…