みかんのたね

薬学や研究の話、くだらない話、愚痴などを書きます。

コーヒー考

近頃自分の日ごとの仕事に取り組む意気込みとカフェインの摂取との間に相関があるような気がしてきました。褒められたものではありませんが、仕事への意気込みは精神状態によって確かに影響をうけるのが私の性質です。したがって「中枢興奮作用」を有するカフェインの摂取によって仕事への取り組みが影響されるということがあっても不思議ではない様に思います。コーヒー、タバコ、酒、、、嗜好品という類いのものは大抵中毒的な状態に人間を追い込む力を持っているようです。おそらく例に漏れず、私はコーヒー中毒ということになるのだとおもいます。私はほぼ毎日2-3杯のコーヒーを飲みますが、今週に入ってから何となく仕事の能率が悪くてコーヒーを淹れる時間をとれずに居ました。それに呼応するように、私の身体は週の中頃から重たくなり、遂に昨日は日中起き上がることも適いませんでした。今朝、少し体調が回復したので大分遅刻しながら研究室に顔を出しました。ですが依然として後頭部の付け根あたりが凝り固まり、立っているとふらふらして次第に頭痛がしてくる様な状態でした。単に風邪を引いただけだろうかとも思いましたが、風邪にしては咳も鼻水もない。コーヒー中毒離脱症状か、それとも風邪か。(尊敬する先輩からは「アカデミック○ラスメント」のせいではないかという指摘も受けたことをここに記しておきます。)さておき、ここでコーヒーを淹れて体調が上向けば、コーヒ中毒だったと言えるのではないか、という考えが湧いてきたので試しにコーヒーを淹れてみました。なんということか、ひと口すすった瞬間に、ぱっと心が開ける様な感覚に陥りました。これは、薬理学的にカフェインが作用したと考えるには応答が速すぎるので、おそらく私がコーヒに対して精神的な依存状態にあることを示しているのだと思います。それから10分くらいすると、頭の中の霧が晴れてだんだんと思考がクリアーになっていくのを感じることができました。思考がクリアーになって、振り返ってみて気づいたのですが、これではコーヒー中毒か風邪か判断できません。単に風邪でも、カフェインによる興奮作用で頭がはっきりするということはあり得るので。このことで私が面白いなと感じたのは、ただただ考察には困るのですが、結果としては心身の状態が上向いているので問題は解決されているということです。前者で悩むのはScientist, 後者で満足するのはEngineerということでしょう。私は、Scientistとして普段生きていますが、そのためには自分の身体をいい状態にmaintainすることが肝要です。そう言う意味では、自身の健康や精神状態については、腕のいいengineerである必要があるかもしれません。1日2回コーヒーを淹れるくらいの、心のゆとりをもって仕事に向き合いなさい、と自分に言い聞かせてみたいと思います。